春だ!桜を撮ろう

 ベテランもカメラ女子も春になるとみんな桜の写真を撮りたくなる病気にかかります。

 人気の撮影スポットを紹介しながら、桜の撮影テクニック、ミラーレスカメラの設定とレンズの選択などをお伝えします。

 カメラ女子の方もポイントを押さえれば素敵な写真を撮ることができます!

まず敵を知る

 この場合の敵とは『桜』ですね。開花状況は今はTwitterを使えばピンポイントリアルタイムで知る事が出来ます。情報収集です。ただ、今日の状況を見てから桜の撮影に行こうというのは無理があるのであらかじめ撮影地や時期を決めておきその情報を抑え、撮影に挑みましょう。

 そして種類が多すぎてしまう桜ですが、有名な所で『ソメイヨシノ』『河津桜』『エドヒガン』『しだれ桜』あたりがわかればいいでしょう。

まず早咲きの『河津桜』。2月ごろから咲き始める早咲きの桜で有名です。

『ソメイヨシノ』はお花見族ご用達の桜です😁。説明するまでもないでしょう。団子がよく似合います。

『エドヒガン』。『○○の一本桜』と呼ばれる桜は、多くが『エドヒガン』か『シダレ桜』です。巨木になった『エドヒガン』たとえ一本でも迫力のある姿を楽しめます。

『しだれ桜』。枝が長く、垂れ下がっている桜です。しだれ桜の巨木が丘の上に一本咲いている存在感はカレンというより力強い存在感を見る者の与えます。開花時期は一般的に『ソメイヨシノ』より1週間程度早いです。

カメラの設定について

 保存設定のお勧めは「Rawデータとjpegデータの両方を保存」する設定です。『Rawデータ』?わかりません。という方でもとりあえず『Rawデータ』も撮っておいてください。撮影後パソコンに保存すると撮影した写真の入ったフォルダを開くと同じ写真でRawデータとjpegデータの2種類が保存されています。

jpegは今まで通りパソコンやスマートフォンでもすぐに画像を見ることができます。twitterやInstagramなどのSNSにも画像を投稿することができますが、画像サイズが大きいのでリサイズして利用することをお勧めします。⇒リサイズについて

 『Rawデータ』はとりあえず別フォルダを作って保存しておきます。いずれ『Rawデータ』の扱い方がわかったときに活用できます。

 『ソメイヨシノ』『エドヒガン』などはイメージしているほどピンクではなく白っぽいです。そこでカメラの設定で彩度を上げるなどしてイメージのピンクに近づくようにしておくといいです。ただ、あまり彩度を上げてピンクというより赤くなりすぎないように注意してください。

そして絞り優先モードで撮影します。開放でうまくぼかして撮影したり、絞って背景のしっかり写したりそこは使い分けて下さい。

 また桜は白っぽく反射率も高いので桜の花にピントを持ってくると、モニターで確認すると暗く映っていることが多いと思いますのでその時は、モニターを確認しながら+補正をしてください。白飛びする手前まで+補正をしてください。

普段あまり使う事のない「シャッタースピード優先モード」。桜が満開を迎えた後比較的強い風で桜の花が枚時があります。その時は「絞り優先モード」では桜の舞う花びらをとらえきれないので、「シャッタースピード優先モード」シャッタースピードが1/500以上になるように設定してください。そして背景は暗めのところを選ぶのがポイントです。

どのようにしてぼかすのか

1.絞りの値(F値)を小さくする。
2.焦点距離を長くする(望遠レンズを使う)
3.カメラと被写体を近づけ、背景を遠くに持ってくる。
4.レンズにくっつくくらいの位置に花びらを持ってきて後ろの桜の花にピントを合わす。(前ボケ)

 それらの組み合わせで素敵な桜を撮影しましょう。まず、カメラを持って出かけましょう。近所の公園にも桜が咲いているのでまず練習です。

えっ、もっと素敵な桜の写真が撮りたいって?では桜の花の撮影スポットのご紹介。